ux.txt – UXデザインについて学んでいる話

昨年下旬、UXデザイナーを募集しているとある企業様からwantedlyでメッセージをいただきました。関わっていたプロジェクトもひと段落したところで、ちょうどキャリアをどのように形成していこうかを考えていたこともあり、そのキャッチーなネーミングの職種、しかも未経験可という所に興味を持ちお会いしました。

とてもフランクにお話させていただいたのですが、その中で今でも覚えている質問があります。

「UXデザインについて学んだりはしていますか?」

当時デザインエージェンシーの記事を読み漁ったくらいで特別学んだりはしておりませんでした。興味がありながらもこの質問に答えることができなかったことが非常にやるせなく、UXデザインについて学び・実践してみるきっかけとなりました。(letusというapp開発に参画

この後、UXデザインについて学んでみると、非常に奥が深くアカデミックな部分などもありUXデザインが何たるかも知らず、お会いしてしまったことを非常に申し訳なく思いました。

学びに関しては、千葉工業大学の安藤昌也教授による「UXデザインの教科書」という本の内容を落とし込むことからはじめました。その後は経験に基づいているAdaptive Path社のSUBJECT TO CHANGEや、学問に基づいてるドナルドノーマンの「誰のためのデザイン ?」など文献を読み漁るなどしています。

これまでジャンル問わず様々な本を読んできましたが、このSUBJECT TO CHANGEはTOP5に入る中身の詰まった本でした。

UXデザインですが日本においては近年になってその言葉が普及・浸透してきたことがわかります。一方、米国Adaptive Path社では2008年にそれまでの実践に基づき体系的にまとめており、Kodak社やApple社といった先例もあり、米国は体験デザイン先進国であり動向をマークしていくべきだと感じました。

また、4月25日にはHCD-Net主催のセミナー『ユーザー体験価値を設計要件として定義しマネジメントする、UX設計技術とは』にも参加させていただきました。

中でも家のスマートロックIoTデバイスを開発してらっしゃる山口さま(Qrio株式会社)のお話は印象的でした。

製品は全く同じなのに、ネジの梱包の仕方や取説をユーザーフレンドリーにしたことだけで製品自体の評価があがる、など製品以外でのタッチポイントのデザインの重要性を感じることができました。また、結局のところスマホによる家の鍵の開け閉めではなく、施錠状況が遠隔でわかることの方がユーザーにとって嬉しい体験となっていたらしく、「とにかくやってみる」ことで新たな体験価値の発想ができる、ということを改めて知ることができました。

また参加レポートをまとめたいと思います。

▼ UXデザインについて学んだことなどをいつでも参照できるようにまとめています。

UXデザイン マイノート – uxtxt.jp